デボン紀の河の王者「ハイネリア」 |
今から約4億年前のデボン紀、繁栄した魚類たちは海から淡水域へと進出しました 当時の気候は、ちょうど今のアマゾンのような気候で、乾季になれば水は干上がるため、エラ呼吸しか出来ない魚には、生き抜くには難しい環境でした そのため、一部の魚は肺を発達させ、やがて、両性類へ進化していきます その、淡水域の魚たちを大いに追い回したであろう魚がこいつです ハイネリア(ヒネリア) 全長は約5m、体重は約2トン 当時、最大最強の肉食淡水魚です ハイネリアは、発達した尖った歯と、高速を出す身体を持っており、こいつに狙われたら、もうお終いだったことでしょう また、肺を持っており、現生のシャチのように地上に乗り上げ、やっと地上へ上がったばかりの両生類をも襲ったと考えられています 当時の肺を持った魚たちは、こいつから逃れるため、水に落ちた木や枝を掻き分けて浅瀬に逃げられるよう手足を発達させ、そして、地上へと進出していったとの説があります ハイネリアのおかげで、僕たち人類へ続く進化があったとも考えられますね 追記 デボン紀の次の石炭紀には、体長7mの「リゾドゥス」という肉食の淡水魚がいたという情報を得ました 長さ22cmの歯を持っていたとか(ハイネリアは8cm程度) 現在、詳細を調査中です |
by saito_takasui
| 2006-02-01 04:25
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