デボン紀の海の王者「ダンクルオステウス」 |
デボン紀の河の王者に引き続き、 海の王者の登場です ダンクルオステウス(ダンクレオステウス) ダンクレオステウスともいいますが、 ここではダンクルオステウスに統一します 身体の大きさは、5mから10m 当時の海では、生態系の頂点に立っていたと思われます かつてはディニクティス(恐魚)と呼ばれていましたが、 いつのまにかダンクルオステウスになっていました 身体を硬い装甲につつまれた甲冑魚の1種で、 はっきりしたアゴをもつ初めての魚類、板皮類に分類されています アゴにある鋭いナタのような牙は、 じつは歯ではなく、骨が変形したものです ダンクルオステウスは、 頭部のみが硬い装甲で覆われていたと思われます というのも、頭部の化石しか発見されていないためです そのため、身体の後半部の形状は、いまだ不明です 上載二つの画像は、 東京国立博物館に展示してあるものです 斉藤が行って来た時のレポート(?)はこちら こちらは福井恐竜博物館に展示してあるものです こちらはアメリカ・サファリ社の ダンクルオステウスの模型(フィギュア)です こちらは 以前、ローソンで販売していた飲料商品のおまけ 「ダイノテイルズシリーズ」の一つで、 「ダンクルオステウスの頭骨」 造形は海洋堂です 戦ってます こちらは チョコラザウルスのダンクルオステウス 現代の遊泳型サメのような胴体が特徴的です こちらは串田建築造形工房さんに製作していただいた、 ダンクルオステウスの模型です 追記 ダンクルオステウスの噛む力が 生物界史上最強であったという説が発表されました その力、5300kg これがどのくらいすごい数値か、 他の生物と比べると… 人間 約60kg 飼い猫 約100kg(!) ライオン 約400kg ホオジロザメ 約2000kg ティラノサウルス 推定3000kg なんと、あのティラノサウルスよりも、 はるかに上らしいのです! 他の甲冑魚を捕食するため このような顎の力が必要だったのかも知れません |
by saito_takasui
| 2006-02-01 05:08
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