その涙にはわけがある |
JERSEY(じゃ~じ~)さんが出演する、 今申楽 朧座「修禅寺」を観に、杉並公会堂へ 非常に独特な雰囲気、空気を持つ舞台でした 北条政子とその侍女は、男性役者が面を居つけて演じています BGMは生演奏 舞台上手にデンと陣取っています 源頼朝の長男源頼家と、北条政子との、実際にあった確執を元にしたストーリーで、おそらく観客のほとんどが目に涙を浮かべていたと思います かたや、感動で… かたや、あくびのし過ぎで… 今申楽の「申楽」とは、「さるがく」と読み、能や狂言の元になった、日本古来の伝統芸能です それからして、どんな展開かは想像がつくでしょう 同じような台詞回し、節回しの繰り返し 同じような展開の繰り返し 同じようなBGMの繰り返し 人を選ぶ舞台です 好きな人は、感動し涙を流すでしょう 苦手な人は、夢の世界へ旅立ったことでしょう 上演時間は、途中休憩を挟んでの約2時間30分 現代人には長すぎます 主宰の方は、2年かけてこの台本を書いたとのことですが、そんなに時間をかけたなら、もっとカットすべきところが見つかったんではないでしょうか? もしや、2年かけて伸ばしたわけではないとは思いますが、まさか…? まだ終わっていないのに、フライングで2回拍手が起きました これは、観客の「早く終われ」の気持ちが行動に現れたのではないでしょうか? 結構厳しいことを書きましたが、僕個人は結構楽しめました |
by saito_takasui
| 2006-08-24 23:57
| 観劇
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