天使が悪魔に変わるとき |
「クリオネ(ハダカカメガイ)」っているじゃないですか、 あの「流氷の天使」って言われてるやつ 大きさは1~3センチ 透明な美しい身体を持ち、 羽をパタパタさせて、氷海を泳ぐ、 その天使というあだ名にふさわしい、 一見、可愛い生物です しかし、 その「天使」が一生に一度だけ、 「悪魔」に変わることがあります… クリオネの餌は、 これまた、羽をパタパタさせる可愛い生物 「ミジンウキマイマイ」 です クリオネは、 ミジンウキマイマイを見つけると、 急速接近するや、いきなり、 頭を「バカっ!」と開き、 そこから6本の触手を「グワッ!」と伸ばし、 たちまちのうちにミジンウキマイマイを捕獲、 生きながらにして、体液を吸い摂るのです! その、普段の愛らしい姿からは想像もつかない、 恐ろしい姿は、天使というより、 悪魔そのものです… ところで、 先ほど、クリオネは一生に一度だけ悪魔に変わると 書きましたが、 それは、クリオネが、 一生に一度しか食事をしないからです |
by saito_takasui
| 2007-09-23 19:56
| 科学・生物
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